とは

BambooOne(バンブーワン)とは、プラスチックの代替素材として竹を活かした製品を開発し、普及、発展、そして環境保護へとつなげていくための竹製品ブランドです。

強度、耐熱性、抗菌作用。自然の万能素材「竹」の特性。

古来より、日本人と身近だった素材「竹」。
竹にまつわる文献も多く、竹は身近な里山から調達し、家庭の台所用品や、子供達の手作りの遊び道具として親しまれてきました。世界的に手先が器用だと言われる日本人を育てた感謝の素材とも言えるでしょう。
しかし、今や日本の竹林は管理する方が高齢で行き届かなくなり、私達の身近なものは、竹そのものよりも旬を感じさせる「筍=竹の子」位になってしいました。

そこで、馴染みある「竹素材」を原点から見つめ直しました。
竹林は伐採しても、およそ3年程度で再生しますので「自然の再循環」という役割を果たしています。
また、竹には抗菌力があり、竹の中を通る繊維(維管束鞘)は折れにくく、高い強度を生み出します。そして料理道具に加工される理由として耐熱性にも優れている、という点もあります。

製品として、安心安全な品質のための3つのポイント

1.管理された竹林から原材料選定

BambooOneの竹歯ブラシは、成長して四年目の竹を使用しています。これは、四年目の竹が強度・加工において最適な年齢だからです。この1〜4年という最適な年代の竹をFSC認証を受けた山の竹林で管理しています。

2.特許取得によるカビ抑制と無添加製法

竹は自然のものなので、どうしてもカビや虫が発生します。一般的にはカビの発生や共生する虫の発生を抑止する為に、防カビ剤や防腐剤などの薬剤を使用しています。しかし、直接口や食材に触れる歯ブラシに薬剤が使われている事は、人体への影響も決して無視は出来ません。
BambooOneは、熱処理による殺菌殺虫処理を行い、さらに超音波処理・紫外線照射による十分な殺菌処理をします。ここからカビ発生防止のため、含水率を7%以下に抑えるため、乾燥させます。この高乾燥度により、1本あたり約7gという軽さで、高い操作性も実現しました。こうした手間により、薬剤を一切使用しないで長期保存を可能にする「無添加製法」による製造方法を確立しました。

※特許証明書と竹歯ブラシの検査証明書。薬剤等は一切検出されず。

3.独自刃の細断および研磨技法

竹歯ブラシでも粗悪なものですと、ささくれや硬い角面が研磨されず、口の中を傷つける恐れがあります。BambooOneは製品化する際、竹の中でも加工しにくい部分の利用を避け、高度な削りと研磨による成形で、滑らかな使い心地を実現しました。また、竹歯ブラシはヘッド部分が大きめのものが多い中、BambooOneの竹歯ブラシはヘッド部分を小さめにして、口内を細かく磨けるようにしました。

「脱プラスチック」で国内外でも注目が高まる竹歯ブラシ。

BambooOneの竹歯ブラシは、はじめにクラウドファンディングによるテストマーケティングから始まりました。サステナブルという言葉が世間に浸透し始めた頃、環境問題に関心のある女性からの支持が高く、インスタグラムによるサンプリングイベントでも多くの親子からの反響がありました。
また、世間で海洋プラスチック問題が注目され始めたころ、プラスチック歯ブラシの代替品として注目が高まり、2021年度には、国内在住外国人識者による、日本の優れた“おもてなし心”あふれる商品を拡めるアワードである「おもてなしセレクション」のANA特別賞を受賞しました。


 

学会発表された竹歯ブラシの実力

ホテルのアメニティとしての連泊使用や持ち帰って自宅で使用することも想定し、衛生面でのを調査・実験を行いました。
日本大学松戸歯学部の歯学研究医、有川量崇教授チームにより、虫歯菌等を培養し、プラスチック歯ブラシとの比較・実験を行いました。2022年6月18日盛岡で開催された歯科学会で発表された画期的な結果です。